自然の力が薬代わり。体に優しい湿布薬の作り方
甘くて瑞々しいビワの木には、万病に効くといわれているほどの薬効があり、中でもその葉は、使いやすさも手伝って、日本では古くからさまざまな体の不調に使われる薬となっていました。
ビルや道路やマンションが多くなった今では、軒先にビワの木を望める家など滅多にみかけなくなりましたが、昔は応急処置のためにビワの木を植えておく家も多かったそうです。今でも田舎に行くと、たまに見かけることがあります。お茶にしたり傷口にもんではったりとその使い方はさまざまにありますが、ここでご紹介したいのは、ビワの葉の湿布です。市販の湿布薬だとかぶれてしまう人でも、自然な素材だけを使ったビワの葉の湿布ならおだやかな効能で、安心して使用することが出来ますよ。鉢に食べたあとのビワの種を植えておくだけで小さな木が育ちますので、葉を摘む目的だけなら、ベランダでもビワを育てることができます。
使うのは、ビワの葉一枚と、こんにゃく一枚です。良く茹で、中心までじゅうぶんに温めたこんにゃくを、二枚のタオルで包みます。水洗いしたビワの葉を用意し、光沢のある面を患部に当てたら、その上からこんにゃくを包んだタオルを乗せてください。体がじわじわとやさしく温まるのが実感できるでしょう。さらにビワの葉に含まれるアミグダリンが鎮静作用をもたらすので痛みも和らぎ、老廃物も排出してくれます。
腰痛などの骨や筋肉の痛みにも効果があるほか、腎臓などの内臓の痛みにも効果があるので、おなかなどにあててみるといいでしょう。二セット用意して、へその下の丹田と、右胸下の肝臓部分に当てるとさまざまな内臓疾患に効果的です。
ビワの葉は、色が濃くて硬いものほど薬効が高くなります。老廃物をたくさん吸収しますので、一度使ったら捨てるようにしてください。こんにゃくは、水に浸して冷蔵庫に入れておけば、3~4回は使えます。縮んで小さくなってきたら捨ててください。刺激無く使える湿布薬ですので、お子様やご老人には特におすすめですよ。